ふちがみとちの@上尾Barber富士

Barber富士
http://members.jcom.home.ne.jp/barberfuji/
http://members.jcom.home.ne.jp/barberfuji/live.html

ふちがみとふなと オフィシャルサイト「へな web」
http://www.asahi-net.or.jp/~cp3j-fcgm/


"The World Famous Barber Shop"(と言ったのはJohn ButcherだったかAssif Tsaharだったか?)バーバー富士。ここでの渕上純子は、「ふちがみとみなと」に続いて2回目。今回は1階の床屋のフロアではなく3階の松本さんのオーディオルームでの演奏。


ちなみに、ご存じないかたに申し上げると、バーバー富士は本当に普通の床屋である。なんか写真家集団“マグナム・フォト”のライブラリー

JAPAN. Town of Ageo. Barber Shop Fuji concert hall

などと説明されてしまっているらしい(笑)のですが誤報です、念のため。


オーナーの松本さんの熱意によって、床屋さんの休業日である月曜日に、世界の名だたるアーティストを招聘して、お店のフロアか自宅のオーディオルームでコンサートを続けているのである。


過去の主演者はこちら。
http://members.jcom.home.ne.jp/barberfuji/HISTORY.html
これで行ってみたいと思わなきゃ音楽ファンじゃないな。あ、嘘です、偉そうでゴメン。


閑話休題。コンサートの話題を。

  • 渕上純子(Vo, ピアニカ, カズー)
  • 千野秀一(Piano)

(前半)

  1. ヘブン
  2. 書を捨てよ
  3. オレンジ
  4. 風とともに
  5. 今日は帰れない
  6. (曲名不詳:神様がやってくる日?)
  7. イワンの水
  8. Sheep Year
  9. ゴミの日

(後半)

  1. ロト
  2. はる
  3. Fairey Tale of NYC
  4. Last Time I Saw Him
  5. 坂をのぼる
  6. I Can't Turn You Loose
  7. at home
  8. Nalala
  9. 博学と無学
  10. ありがとう

3/24追記ふちがみさんじきじきにメールで添削していただいた。恐縮です....。
(あ、でもまだ前半6曲目がわからん...)


前半の4,5はポーランドのプロテストソングとのこと。5は「水牛楽団」のレパートリーだったらしい。
後半の3はポーグスの曲(なんとなくトム・ウェイツっぽくもある)。4はダイアナ・ロスの曲。6はオーティス・レディングの曲で、「ブルース・ブラザーズ」でもベルーシ&エイクロイドの出囃子に使われてた名曲。この曲ではホーンセクションを再現するためにふちがみさんがトロンボーン型のカズーを使用。最後は息があがってたが。


基本的に、ふちがみさんの歌は“祈り”だと思うのだ。歌というのはすべからくそうあるべきだ、とも思うが、ふちがみさんの歌には特にその感が強い。
でなければ

こんばん うちの
ばんごはん
ばんごはん
ばんごはん  は
なんにしよ

(at home)

で、こんなにも目頭が熱くなることがあるだろうか。こういうことができる日本人は他には矢野顕子くらいしか知らない。

他に感じる印象としてはこんな感じ:

  • 吉田戦車や中川まさみのマンガに出てくる脱力系の“変な歌”
  • NHKの「みんなのうた
  • 東欧系のアニメや人形劇のサントラや挿入歌


それから、特にLovejoybikkeさんとのユニット「JB」を聴いて改めて思うのは「京都周辺の風土は“散歩の歌”や“夕焼けの歌”を書かせると凄く“良い”のではないか」ということだ。
俺ら夫婦は京都には数えるほどしか行ったことがないのだが、友人の結婚式の空き時間にみんなで鴨川を散歩したら、物凄く気持ちよかった。あそこには人を良い気持ちにさせるオーラがある気がした。そういえば、高石ともや「街」も、京都を題材にした曲じゃなかったっけ。

ちなみに、ふちがみさんからのメールによると

あと、ビッケさんは自称「夕焼けを歌わせたら世界一」です。

だそうな(^_^)


バーバー富士さんのお店(床屋さんのフロア!)で打ち上げの後、帰路、ふちがみさんと上野までご一緒したのだが、一足違いで地下鉄の最終電車を逃してしまったのだった!!ふちがみさん、ほんとすみません。地元民の俺らがもうちょっと注意すべきでした。タクシーで人形町のお友達の所に泊まるというふちがみさんを降ろして帰宅。午前1時。ふぅ。