チェコのキュビズム建築とデザイン1911-1925@INAXギャラリー


チェコスロヴァキアキュビズム建築の展覧会を観に女房とイナックスギャラリーへ。
 

チェコキュビズム建築とデザイン1911-1925
http://www.inax.co.jp/gallery/exhibition/detail/d_001363.html
http://s03.megalodon.jp/2009-0530-1147-49/www.inax.co.jp/gallery/exhibition/detail/d_001363.html
http://www.inax.co.jp/gallery/user_exh/w_0903czech.html
http://s01.megalodon.jp/2009-0530-1148-48/www.inax.co.jp/gallery/user_exh/w_0903czech.html

(引用)
ピカソ、ブラックが中心となって起こった20世紀初めの美術運動キュビズムチェコでは世界で唯一、建築に応用され、プラハを中心とした各地に斬新で奇抜なキュビズム建築が誕生しました。その担い手は、当時の近代合理主義に反発を覚えた30歳前後の若き建築家たちでした。今展では誕生からおよそ一世紀の経過を間近にした今、ヨゼフ・ホホル、ヨゼフ・ゴチャール、パヴェル・ヤナークの3名による建築を中心に、チェコキュビズムデザインを歴史上の希少な遺産として紹介します。
(プレスリリースから引用)
会場では、ホホル、ゴチャール、ヤナークの3人の作品を、10年以上にわたりキュビズム建築を撮り続けてきた写真家・鈴木豊氏による写真をとおして、チェコの街並に溶け込んだ、光と影が揺れ動く豊かな建物の表情、内部にも及ぶキュビズム的な造形など、細部までを紹介します。本邦初公開の物件ほか、わずか十数年の間に現れたデザインモチーフの変化も是非ご覧ください。また、ヤナークによる椅子の傑作や陶器のレプリカも登場します。


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google:image:Czech Cubist Architecture
http://images.google.co.jp/images?hl=ja&rlz=1T4GGLD_jaJP324JP324&um=1&q=Czech+Cubist+Architecture&sa=N&start=20&ndsp=20


ユニークでカワイイが、決して使いやすいとは限らなそうな作品群。掃除大変そう(笑)な建物や、正直座りづらそう・使いづらそうな椅子やライティングデスクとか(陶磁器はちょっといいと思ったが)。だがそれがいい。なんというか、青春時代の熱い情熱と高揚するナショナリズムに突き動かされた“短くも熱い時代”にのみ可能だった一種の熱狂がそこにある。


キュビズムにせよダダイズムにせよ表現主義にせよシュールレアリズムにせよ、ヨーロッパの20世紀初頭の芸術運動というのは、この“青春の情熱”の発露と切っても切り離せないところがあると思う。