共有マシンのデスクトップから放置ファイルを一掃せよ

どんな職場にも個々の社員に割り当てられたのとは別に、みんなで使う「共有マシン」というものがあるだろう。例えば:

  • メーカーで開発機/試作機に接続されたPC: プリンタ/コピー機、その他周辺機器のメーカーさんの開発現場など
  • カラープリンターに接続されたPC: ほっとくと、どいつもこいつも、何でもかんでもカラーでプリントしやがるから(笑)コスト削減のためカラー出力できるPCを限定して、使っていいのは企画書やカンプの「本番」用だけ!とキツくお達しが下ってる場合
  • 印刷/出版/デザイン系の現場でのMac OS 9機: IllustratorPhotoshopのファイルが大きなトラブル無く出力できるマシンは、状態の良い「当たり」の真空管アンプみたいなもので、“ヴィンテージ”として大切に使われる
  • いわゆるレガシーシステムが未だに稼動してる: OS/2とか(涙)

参考:
http://slashdot.jp/articles/07/01/09/0435223.shtml


こういう共有マシンのデスクトップは、えてして「駅前の放置自転車」とか「賞味期限切れの飲料やスイーツがギッチリ詰まった会社の冷蔵庫」みたいな状態になりがちだ。デスクトップの半分以上が「壁紙かよ!」というくらいアイコンで埋まってる、みたいな。


最悪なのが、「適当に名前付けたフォルダの氾濫」だ。例えば:

  • 「新しいフォルダ」「新しいフォルダ2」「新しいフォルダ3」....以下無限に続く
  • 「名称未設定フォルダ1」「名称未設定フォルダ2」「名称未設定フォルダ3」...以下無限に続く(Mac版)
  • 「11111」:とりあえず名前だけはつけてみた例・1
  • 「あああああ」:とりあえず名前だけはつけてみた例・2。エロマンガかよ
  • 「まゆまゆのフォルダ」:誰だあんた。つうかアンタいま何歳だ、まゆみタン。
  • 「______~1」「______~2」他多数:ファイル名化け。ロングネーム(長いファイル名)を表示可能なOS(WinXPとかUNIX系)からMac OS 8/9に無理矢理ファイルを持ってきた場合に発生。昔いた職場では「チョロ1・チョロ2」と呼ばれてた。
  • etc,etc...

まぁ、幾つかは俺もやってましたけど何か?いえ、ごめんなさい、もうしません。


でもマジな話、一番怖いのは、無意識にエンターキー押して、新しいファイルに古いファイルを上書きしちゃうことなんだよね。「初校」→「再校」→「校了」と進んでたファイルを、誰かが古いファイルを上書きして「再校」に戻しちゃうとかさぁ...(遠い目)。


これを防ぐ(?)には、デスクトップを表示させないという手がある。


デスクトップで右クリック→アイコンの整列→「デスクトップアイコンの表示」のチェック外す

何も表示されなくなる。タスクバーを自動的に隠すようにすればなお良し。

だがこれも万能ではない。エクスプローラや「名前を付けて保存」で見れば「デスクトップ」は存在しているし、保存場所に「デスクトップ」を選択できてしまう。デスクトップにアイコンが表示されないだけだ。だが不用意に漫然とデスクトップにファイルを置きっぱなしにするヤツをビビらす程度の役には立つかと思う。社内ルールの徹底にはあえて「使いづらくする」ことも必要だ。


あとは、駅前放置自転車整理係のおじいさんみたいに、定期的に強制的に撤去して、違反者にペナルティ課すのも必要かと思う。