オノ・ヨーコを騙る書き込みに釣られる人々。


オノ・ヨーコはアーティストですから - good2ndの日記
http://d.hatena.ne.jp/good2nd/20070510
従軍慰安婦」問題で オノ・ヨーコが日本擁護!? - J-CASTニュース
http://www.j-cast.com/2007/05/09007469.html

オノさん本人が書いたのかどうか確かめようがないが、これを読んで溜飲を下げた人が少なからずいたことだけは確かなようだ。

「溜飲を下げた人が少なからずいたことだけは確か」だそうな。馬鹿じゃないだろうか


いや、馬鹿だというのは、「拉致してきたり、セックスの奴隷にしたというのはフィクション」とか「謝罪と賠償を今頃持ち出すのはおかしい」とか「「アメリカは戦後日本で暴行強姦を数千件も行い、吉原に慰安所を作るように命令したくせに今頃になって正義面して何を言っているのか」とかいうところでは、ない。まぁ俺は賛成はしないけど。


「馬鹿ではないか」というのは、これ、どうみても他人がオノ・ヨーコを騙った「釣り」だろう、ということである。


だってさぁ。


オノ・ヨーコがこういう政治的な発言をするときは、必ず「声明」として出すだろう。坂本龍一とかと一緒に。それが、なんでBBSでカキコミしてるんだ(笑)。アメリカのシット・コム(sitcom=シチュエーションコメディ(situation comedy))じゃあるまいし。


いや、そう考えると逆に面白いぞ。真夜中に顔真っ赤にして掲示板に書き込みしてるオノ・ヨーコ(74歳)。息子ショーン・レノン(32歳)が「ママ何やってんの、やめなよみっともない」って(笑)。スゲー面白い。なんか「裸の銃を持つ男」の小ネタに使われそう。


それにしてもねぇ。


オノ・ヨーコ女史って、全然「大和撫子」じゃないよ?


日本を捨てて、よりによって天下の武道館を穢した西洋河原乞食(細川隆元の発言)のバンドメンバー――しかも人の亭主――を寝取って一緒になった女で、さんざんサヨク活動を展開してCIAのブラックリストに載って、合衆国政府が躍起になって国外追放にしようとしたような人物だよ?(注:あえて差別的な表現を使っています)


保守・右翼陣営の人々にしてみれば、南京大虐殺が無かったことや従軍慰安婦問題は“問題”などではないというのは、揺るぎなき事実なんでしょ?今さらそんな女の発言ごときをあたかも“お墨付き”を受けたかのように有り難がるなど笑止千万、捨て置け、ってなもんじゃないの。


保守・右翼陣営の人々こそ、この連中を叱るべきだ――「こんなネタに釣られやがって」と。愛国者を任ずるならば、こんなことで「溜飲を下げた」ヤツが「少なからずいた」と報道されてしまうくらい“舐められてる”ことにこそ、悲憤慷慨すべきなのではないか。


だから、愛国者を任ずるならば:

にこそ天誅を下すべきなのではないかと思われる。


あ、「天誅を下すべき」というのは、あくまでも「そういう気概や心意気を持つべき」という意味ですよ。暴力はんたーい。


再びid:good2ndさんの日記から。

従軍慰安婦問題をどのようにオノが捉えているのであれ、それについて何か言うとしたら、必ず想像力を喚起するような方法で反応するはずです。彼女が真剣に訴えたいと考えているのであればそれだけ、よりユニークな方法で表現するでしょう。たとえばあの「WAR IS OVER! if you want it」のように。オノは本物のアーティストですから。それは、例え彼女が本当に旧日本軍を擁護したとしてもです。そんなのありえないことですが、オノが真剣にあんな貧しい文章を書くことのほうが、それ以上にありえない。

まさにその通り!大賛成である。


参考:俺の過去日記 - 「イマジン」は本来アナーキズムの歌である
http://d.hatena.ne.jp/Bushdog/20060212