ジャズファン、反論す(笑)

先日の続き。Google News Archive Search で見つけた。


先日紹介したタイム誌3月25日号の記事に対して、ジャズ・ファンの読者から抗議が来ている(笑)。これも凄く面白い。


TIME誌の読者投稿欄:Monday, Apr. 29, 1946(下から2番目の投稿)
http://www.time.com/time/magazine/printout/0,8816,778599,00.html
(例によって正確性は保証しませんっす)

破廉恥な大衆達


編集部各位


タイム誌3月25日号には、「ビバップ」という音楽、ハリー“ヒップスター”ギブスン、スリム・ゲイラード、およびモダンジャズ全般について誤解を招くような記事が掲載されています。


貴誌が与えた印象は、あたかもホット・ジャズの愛好家が皆、明け方近くまで夜更かしをして "Zoot! You're as mellow as a cello, 'gator, let's have some mellow-rooney jive." 等という話し方をする、ズート・スーツを着てマリファナをくゆらすような人物、というものです。


残念なことに、中にはこのような人々がいるのは事実です、しかし...本当のジャズ愛好家は、まったく正気で、保守的で、良いジャズが本当に何であるかについての理解を高めることに関して非常に熱心な人々です。


ビバップ」は、決して卑猥な歌詞やデタラメ言葉を使ったオーバーヒートしたジャズではありません。それはディジー・ガレスピーその他が演奏するウルトラモダンなジャズに冠されるべき言葉です。


ヒップスター・ギブソン、スリム・ゲイラードその他が演奏しているタイプの音楽は、本当のビバップでは全くありません。


貴誌のそのような態度が、人々がジャズには真の音楽的価値があると認識するのを阻む、多大な悪影響を及ぼしているのです。


貴誌は、ホット・ジャズのファンが不道徳なアルコール中毒患者で、ジンのショットをひっかける合間以外はマリファナ煙草を口から放さないような人物と思いたがっています。


こうしたほうがはるかに良い記事が書けるものと思います、間違いなく...つまり、貴誌がジャズを記事にするときは、貴誌が大衆(破廉恥な大衆)が聞きたがっている内容に無意識に傾いていないかどうか慎重に考慮すべきです。


フランクリン・R・ウィリアムズ(カリフォルニア州グレンデール


ジャズオヤジキターーーーーーーーーーーー!(笑)
いや当時ビバップはユース・カルチャーだったから、オヤジじゃないか。
ジャズヲタキターーーーーーーーーーーーー!


んで、編集部の切り返しが:

誰か読者ウィリアムズ氏の Ovaltine にベンゼドリン入れました? ―編集部

煽りかよ!