9/17　米朝・小米朝親子会＠前進座劇場

前進座劇場の親子会に行ってきた。これ、後から知ったのだが、けっこうチケット入手困難だったらしい。ビギナーズラックというところか？（女房偉い！）

　
国宝・米朝師は、もう大ネタをかけることはないのかな....。小咄をいくつか繋いで軽く流しました、というか、ほぼボヤキ漫談を聴いてるみたいな印象。

最近めっきり耳が遠くなった、とか言って、超有名な小咄、「親子のつんぼ」*1や「川越しのつんぼ（つんぼの川渡り）」*2をマクラにして「始末の極意」を。

まぁ、もう楽隠居というご心境なのだろう。存在そのものを有り難く拝む、という感じかな。たださすがの存在感と貫禄。まさか「親子のつんぼ」でゲラゲラ笑う日が来るとは思わなかったもんなぁ。

小米朝師の若旦那系キャラは、こういう年増女のおっしょ（お師匠）さんの声色をやっても映えるなぁ。

ただし、うーん....マクラに時事ネタ持ってくるのは、俺はどうも好きじゃないなぁ。特に今回やった、郵政解散と小泉内閣って、別に笑えるネタじゃないじゃん。

*1:「おい...倅や...今通ったのは、横町の源兵衛さんちゃうんか」「あー？違いますがなおとっつぁん。あれは横町の源兵衛さんでっせ」

*2:「わては耳が遠いさかいよう聞かんのですわ（耳を指差す）」「あぁ、あないに深いんならよう渡らんわ」