追悼:ニルス・ヘニング・オルステッド・ペデルセン


Le Site de Louis SclavisMikikoさんからお知らせいただいた。


Citizenjazzの投稿より:"RIP NHOP"(仏文)
http://www.citizenjazz.com/forums/viewtopic.php?t=1769&p=18527

仏英翻訳はここが一番いいと思う:AltaVista
http://world.altavista.com/

4月19日、心臓発作でコペンハーゲンの自宅で死去。享年58歳。とくに病気だったわけではなく、デンマーク国内ツアーを終わらせた矢先の急死だった、とのこと。うわー、ショックだ。まだまだジャズマンとしては若すぎる死。


来日したとき、今はなき六本木PIT INNに観に行ったが(客の入り悪くてまん前2mくらいで観れた)「ジャコ・パストリアスの曲をやります」とか言って「ドナ・リー」か「コンティニューム」を演ったのだが、ウッドベースで手先(右手も左手も)を全く見ないでメンバーとアイコンタクトしたまま軽々と弾ききっていたのには度肝を抜かれた。


ヴィルトゥオーゾ的ジャズマンの極致みたいなアーティストで、フィギュアスケートに例えると「規定は完璧」みたいな、F1のレースに例えると「定規で引いたようなコーナリング」みたいなタイプの人だから、ゴォオンッ!と地鳴りのようなスラップを響かせるようなタイプではないので、ジャズマニアには好き嫌いは分かれるみたい。


俺も、音楽の興味の中心が最近すっかり変わってしまったので、そんなに積極的に聴く人ではないけれど、偉大なミュージシャンであったことには変わりはない。お悔やみ申し上げます。合掌。