BRAZILレコ発ライブ@六本木Super Delux
- アーティスト: BRAZIL
- 出版社/メーカー: インディペンデントレーベル
- 発売日: 2005/01/24
- メディア: CD
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先月のRADER(現PAAP)のライブ
http://d.hatena.ne.jp/Bushdog/20050304#p1
でビックリした稲田氏率いるもうひとつのバンド(奥様がヴォーカル)のレコ発ライブに行く。
前半は千野+二階堂+半野田トリオ。
- 半野田氏
- 千野氏
- 二階堂氏
3人ともオモチャや何やら色々なガラクタ類を鳴り物として用意している。
二階堂さんはシックな黒のワンピース。
- 二階堂(g)千野(p)半野田(g)
- 二階堂(fl)半野田(syn)千野(ガラクタ類)
- 二階堂(歩き回りながらスキャット)半野田(p)千野(d 他)
- 二階堂(p,vo)千野(org)半野田(自作リヴァーブ)
- 二階堂(p,vo)千野(ガラクタ類)半野田(g)
- 二階堂(p,vo)千野(オートハープ)半野田(g)
- 二階堂(カリンバ)千野(オートハープを弓奏)半野田(g)
- 二階堂(d)千野(リズムボックス+org)半野田(g)
- 二階堂(g,vo)千野(org)半野田(syn)
- 千野(p)半野田(g)
- 千野+二階堂(p連弾)半野田(g)
- 二階堂(p, vo)千野(d)半野田(g)
実際にはみんなで楽器をとっかえひっかえだったので、こんな固定的ではなくもっと流動的だった。なんつうか、「いかに子供になれるか」を競い合ってるような(笑)。オモチャを奪い合うようにして次々と楽器やガラクタに手を伸ばしてあまり繋ぎ目なく演奏が続くようなセッション。
二階堂氏の歌およびヴォーカリゼーションは、コケティッシュな、リッキー・リー・ジョーンズやスティーナ・ノルデンスタム(http://www.stinanordenstam.com/)やビョークを思わせるもの。けっこう気に入った。
後半はBRAZIL。
- タイトル不詳
- 熱燗お化け
- 言葉
- グッモーニン
- 意識
- うそ
- タイトル不詳(インスト)
- (アンコール)サーカス
アルバムでは、初期Phew(アーント・サリー〜1stソロ)やAfter Dinnerの頃のHacoを想わせる、不思議で虚ろでちょっとブキミな“うたものバンド”という印象だったが、ライブでは、音は厚くないが非常にタイトなアンサンブルを聞かせる。
稲田氏のベースがグイグイと引っ張っていくところにピッタリと寄り添うアイリッシュドラム(専用のスティックで叩く以外にドラム用ブラシで擦ったり、スプーン状になってるカスタネットで叩いたり)と、コードを殆ど弾かずにペキペキという単音のラインで隙間を縫うように鳴るギター。なんか意外で嬉しい驚きだった。
ふと、“最小編成のカンタベリー”なんていう言葉が思い浮かんだ。あと、もしもスラップハッピーがNHK「みんなのうた」やフジ「ポンキッキーズ」に曲提供したらこんな感じかも、なんて。
帰り際、アルバムを買ったら、お土産に、西崎さん手作りの、京都の佃煮みたいなのを貰いました(笑)。名前を失念したけど。どうもありがとうございました。美味しかったです。