【開催中】李禹煥展@SCAI THE BATHHOUSE

外は銭湯、中は現代美術のギャラリー、という非常にユニークなスペース「SCAI THE BATHHOUSE」で、大好きな李禹煥の個展が。コレも必見。


SCAI THE BATHHOUSE
http://www.artfairsnet.com/contents/index.php?m=SearchGallery&id=13
http://www.scaithebathhouse.com/ja/
http://www.scaithebathhouse.com/ja/exhibition/data/070914lee_ufan/

大きな画面にほんの少しのストロークが加えられただけの絵画や、手を加えていない形のままの鉄板と石とを組み合わせた彫刻が展示されますが、李禹煥の作品の大きな特徴である「余白」は、「作らない」という意図的な行為によって作り出されています。この姿勢は、李禹煥が作品を制作し始めた時から一貫しており、余白によって作品に無限の広がりが生じ、鑑賞者に大きな自由が与えられることになります。
またこの独特な作品表現は、東西文化のあり方や人の存在や思考について、深い思索を行った結果辿り着いた形態であり、非常に哲学的な問題意識を孕んでいるといえます。

「SalmoRise」にお出でいただいたかた、こちらに行ってみるのもいかがでしょう。山内氏の音楽に相通ずるものがあると思うのですが。


余白の芸術

余白の芸術

時の震え

時の震え