青山真治「AA」東京再映

通し券(3000円で観放題)を買って日参中。


ドキュメンタリー映画「AA」〜音楽批評家・間章
http://www.aa-movie.com/


功績は認めるし凄い人だとは思うけど、俺は間章の文章は生理的に受付けない(はっきり言ってキライ)のだが、にも関わらずなぜ通ってるかと言えば、やはり当時の状況というのは非常に重要だと思うのと、各インタビュイーの話がめっぽう面白いからだ。特に清水俊彦・副島輝人両氏の話の面白さが抜きん出ている。この映画の主人公は、清水さんと副島さんと言っていいくらいだ。


6章に分かれてて、現在第3章まで上映済み。各章の内容はこんな感じ。

第1章 時代の未明から

  • 灰野敬二ソロ:エレアコのガットギターによる激しくも繊細な演奏
  • 間章の第一印象・思い出・記憶に残っているエピソード
  • インタビュイー各々にとっての間章、など

第2章 反復する未明

  • 間章」以前の時代。
    • 各インタビュイーの生い立ち
    • 音楽・ジャズと関わったきっかけ
    • 60年代末〜70年代初頭・日本フリージャズ勃興期の状況
    • 間章との出会い

第3章 非時と廃墟そして鏡

  • 音楽と政治。
    • インタビュイーそれぞれの政治運動
    • 各々にとって「政治」とは何だったか。音楽と政治の関わりをどう考えていたか
    • 間章と周囲の軋轢や対立
    • 新宿ロフト批判事件
    • オーガナイザー/フィクサーとしての間章の功罪
    • 間章の活動が「セクト化」していったことの是非
  • 大友良英ソロ:ターンテーブルにシンバル・針金etcを載せたハーシュでヴァイオレントな演奏

大友氏の演奏、日付が2002/2/28ということは、青山ブックセンター「ポステクサミット」でのライヴだ。俺これ行ったよ。『ポスト・テクノ(ロジー)ミュージック』出版記念の、佐々木敦久保田晃弘+クリストフ・シャルル+大友良英の対談と演奏があったの。


大友氏の演奏がもの凄く良くて、当時、津下さんとこ掲示板か chim chim chereeid:chimさんとこの掲示板に興奮して書き込みした記憶がある。今観て・聴いてもやはり素晴らしい。興奮した。この音源、確か大友氏が何かのライブの特典で限定で売ってたよね。アジアンミーティングかONJOのレコ発で。