凄く才能ある歌い手を発見


(4/16付記:お名前のフリガナを間違えておりました。細谷さんには深くお詫びします。ただしくは「ときこ」さんです...申し訳ありません...)


こないだの日曜日(4/8)さくらまつりで歌っていた細谷季子(ほそや ときこ)さんが素晴らしかった件について。


さくらまつりイベント情報 - 門前仲町いきいき情報局
http://www.mon-naka.com/blog/index.php?ID=398
↑ここに載ってるのが去年の細谷さんである。写真撮るの忘れた...。


石島橋のイヴェント・スペースに行ったときはもう始まっていて、俺が聴いたのは途中から。

まだ若い(24と言ってた、年齢の話題で失礼)のに....半分くらい俺のカラオケのレパートリーなんですが(笑)。


まず聴いてビックリしたのが、声量のアップ。去年とは雲泥の差。倍ぐらい違うのではないか。表の永代通りの喧騒を通して聞こえてたもんな。曲が進むにつれて観客(下町のふつうのオジチャンオバチャン達)から「...ちょっと凄いね...」「これだけ声出せたら気持ちいいだろうねぇ」という囁きが。


細谷さんの声はケレン味のないまっすぐな発声に、時折り奄美琉球島唄のようなコブシが混じるような感じ。コブシの回り方とか高音でファルセットに引っくり返るところとかは、元ちとせを髣髴させたりする。その声の抜けの良さは出色、とにかく“声が立つ”という印象。「カチューシャの唄」における伸びやかな高音など、陶然とさせるものがあった。


終演後、橋の上の観客がみんな笑顔になっている。人を笑顔にさせる力のある声。それは稀有なことだと思うのだ。


「中央線」→「ひとつだけ」という流れから、もしやと思って終演後に「俺『中央線』も矢野顕子のヴァージョンが好きなんですよ」と振ってみたら、案の定「矢野顕子さん、大ファンなんです!」とのこと。もうこれだけで信用できると思ったね俺は(何様だ俺)。


ひとつ難点があったとすれば、ギターのお兄ちゃんとデュエットする時の音域の合わせ方に課題が。片方が楽な音域だともう片方が苦しそうなんだよな。そこらへんは改善の余地あり、と思った。


いやぁ〜、こういうのって、“出逢い”ですよね〜。こういう“声”に出会えた幸運に感謝。


音源もあるみたいなのだが、どうもリンク切れのようだ:
http://shunsaito.cocolog-nifty.com/blog/cat5082633/index.html
http://www.geocities.jp/gumby1227/hachiuta.htm




関係ない話題だけど、ウチのセガレは家の窓から下の川を行く「おふね」を見るのが好き。エンジンの音がすると駆け寄って見る。