クララ・ロックモア(テルミン)の新譜(!)


ビックリ。ブログ検索していて初めて知った。かの伝説的テルミン奏者、故クララ・ロックモア女史の録音が発見され、リリースされることに。(それにしても、Web検索で全然ニュースとして引っかからないのはなぜ?)



http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/B000KJTGNI/ref=s9_asin_image_2/249-0069232-3641143


↓このかたのブログで初めて知った。感謝。
Clara Rockmore's Lost Theremin Album :うたれがつしかなか - 910さんのブログ
http://blog.livedoor.jp/yaoikan/archives/50044794.html

Thereminvox.com の記事
http://www.thereminvox.com/
http://www.thereminvox.com/article/articleview/204/

Thereminworld.com の記事
http://www.thereminworld.com/default.asp
http://www.thereminworld.com/news.asp?s=570

CDUniverse で試聴可。
http://www.cduniverse.com/search/xx/music/pid/7344381/a/Clara+Rockmore+-+The+Lost+Theremin+Album.htm


iTunes Store でオンライン購入も可能のようだ(俺iTunes入れてないんで良く分からない)。


記事を読む限りでは、1975年に故ロバート・モーグ博士により録音されたロックモア女史の音源は後にその一部が "Art of Theremin" としてリリースされたが、残りのテイクは所在が分からなくなっていた。それが近年(モーグ博士が脳腫瘍に倒れる前)に発見され、ロックモア女史のご遺族によりリマスターと若干のダビングが施されてリリースされる運びとなった、という経緯らしい。


こういう歴史的な録音が世に出るのはめでたい事だ。買うと思う。


た・だ・し。


物件に出物なし、アウトテイクやレア・トラックに当たりなし、という通説(誰が言ったんだ?)のとおり、試聴テイクを聴く限り、音楽史を書き換える大発見とかマスターピースとなる大傑作か、というと微妙かも(笑)。


音楽性の高さや歴史的な価値としてはリディア・カヴィナ女史のアルバム "Music from the Ether: Original Works for Theremin" のほうが上かもしれない。『憂鬱と官能を教えた学校』での石塚潤一氏の論考で名前が知られるようになったジョセフ・シリンガーや吹奏楽の分野では著名なパーシー・グレインジャーによるテルミンのための曲なんて他では聴けないもの。