通販での出逢い(2)

もう1枚。


関西で活躍するギタリストの磯端伸一氏が、ピアノの歳森彰氏とのデュオアルバムをリリースしたので購入。


duo abstract jazz
http://o-musubi.com/om002j.htm

ベイリー、ジョン・ラッセル系の「パキーン、カキコキ」というサウンドのギターと、レニー・トリスターノとかポール・ブレイを彷彿させるピアノによる、フリー・インプロヴィゼーションと、スタンダード曲をひねくれて捩れた感じに弾く演奏が交互に収録されている。


磯端伸一氏のブログ
http://blog.livedoor.jp/abstsi/


ブログの記事の「極私的現代音楽雑感」というのが物凄く面白い!


ソロ演奏のCD-Rも送っていただいた。

いやぁ、いいっすねぇ。俺、こういう音は無条件に聞き惚れてしまうんですわ。硬質な音だが、アルバムのジャケに載っているギブソンのジャズ・ギターを、PUを使わずに録ったのだろうか。


共演者の、ピアノの歳森彰氏がこれまた面白い。何とも形容するのが難しいのだが、レニー・トリスターノとかポール・ブレイとかの系譜に連なる「ピアノなのに何故かグネグネウネウネとうねって聴こえる」タイプ。Webサイトのサウンドサンプルを聴くと、やはり相当ケッタイなことをやってるっぽい。ブルース+無調、みたいな。


Webサイトを読むと、色々と独自のコンセプトとメソードがあるらしい。

Aratori's Timing Progression Theory
http://timing-progression.com/
http://timing-progression.com/otherlanguages/japanese/index.htm
Atonal swing by timing progression
http://blog.livedoor.jp/aratori/


この歳(?)になっても、こういう新たな出逢いがあるのだから、やはり音楽聴くのは止められない。