牧野貴×ジム・オルーク『Elements of Nothing』@Uplink Factory


山内桂氏とも共演したミニマルでエクストリームな若き映像作家、牧野貴氏の作品上映がアップリンクファクトリーで。音楽はジム・オルーク


牧野貴×ジム・オルーク『Elements of Nothing』
http://www.uplink.co.jp/factory/log/002294.php

牧野貴ジム・オルークによるノイズ・エクスペリメンタルフィルム第二弾。昨年突如発表した『No is E』では、初めてのコラボレーションにもかかわらずイメージフォーラムフェスティバル2007にて寺山修司賞を受賞。その特異な映像と音楽の結合は、鑑賞者の意識を覚醒、撹乱し、新たなイメージを喚起させる、創造的なノイズ映画となった。
『No is E』でのコラボレーションの経験を元に、二人が再び手を組み、映画を創った。
フィルムとビデオ、二つのメディアを最大限に活用し、その表現域を拡大していく牧野貴の新作は、前作をはるかにしのぐスケールの「光と音」となり暗闇を疾走する!
もはや目で追う事の不可能なほどの情報量、速度の変化、運動の展開、そして崩壊が鑑賞者の視覚を「新たな段階」へと導く、アヴァンギャルド・ノイズ・エクスペリメンタルフィルム!!!


牧野貴 Webサイト
http://www13.ocn.ne.jp/~makinokn/
http://www13.ocn.ne.jp/~makinokn/jp/memo.html

自分の中に既に完成していると思っていた世界観、作品に対しての思い込みが、
美しい音楽と共に「浄化」されていくという、今までに体験した事の無い不思議な感覚に陥りました。

そして、作品が、実験映画から次の段階へ昇華する瞬間を目の当たりにしました。
ものすごい体験です。これは、芸術ではなく、「事件」だ!

これが、感動というものなのでしょうか。叫びたい気分です。

『Elements of Nothing』は、制作期間8ヶ月と、ずいぶん時間がかかりました。映画としては普通なのでしょうか。
「展開するノイズ」「有機的な無意味」「言葉以前 意味以前」「無を形作るものは何か?」という事などを、感覚的に捉えながら映画をつくりました。

技術的な方法については、多分世界初の方法をとっています。当日だけトークで説明する予定です。
72000枚以上の写真が走り、その場で作り出される現象は、鑑賞者の感覚に何を伝えるでしょうか。

う〜〜〜行きたいんだけど、行けない....


続いて11月に京都を巡回する模様。関西圏の皆様はチェキ!
http://www13.ocn.ne.jp/~makinokn/jp/news.html

京都のギャラリー〈PRINZ〉にて上映会を行います
牧野貴×ジム・オルーク映画上映会 『Elements of Nothing』
11月3日・4日・10日・11日・17日・18日・24日・25日の8日間
http://www.prinz.jp/