サウンド・イメージ研究所「dzumi」


清水先生なきあとの新たなる希望。吉祥寺にフリー・インプロヴィゼーションのLPレコードが聴けるカフェがオープンしたらしい!

(6/7追記)mixiにコミュもできた。
http://mixi.jp/view_community.pl?key=545565_bfb4e46d5e231babd6f5c74b31a740b0&id=2262786


横井一江さんの日記より。


ラボ・カフェ・ズミ「Laboratory Cafe dzumi」 a.k.a.サウンド・イメージ研究所
http://kazueyokoi.exblog.jp/6157952/

吉祥寺の井の頭公園を望むビルに不思議なカフェがオープンした。

セゾン系広告代理店I&S BBDOを定年退職した泉秀樹さんが、何を思い立ったのかカフェを始めたのだ。名前は、ラボ・カフェ・ズミ「Laboratory Cafe dzumi」。泉さんは、フリージャズ、即興音楽、現代音楽だけではなく、美術やフランス思想にも造詣が深い。若い頃(1960年代)、知る人ぞ知る草月アートセンターに勤務していたのだから筋金入りである。


サウンド・イメージ研究所 Laboratory Cafe dzumi
http://www.shigotosoken.com/citacita/ac/index.html

井の頭公園を眼下に‥‥明るい午後のシャンパーニュ
デレク・ベイリーなど聴きながら至福の時を!

自由音楽の50年を聴きなおし、語り合える「研究所型カフェ・ズミ」が吉祥寺に出現します。A/C Magazineでおなじみの泉さんがオーナーです。
週末は各界の若き識者により「音・響き・音楽」についてレクチャー、シンポジウムなど開催予定。


おしゃれカフェのキャッチコピー風文章と「デレク・ベイリー」という単語に違和感が(笑)。名前自体に異化作用がある。さすがベイリー。


写真と地図を見る限り、井の頭公園を見下ろせる絶好のロケーションっぽいねぇ。これは行かなければ。


オーナーの泉さん、俺は存じ上げなかったのだが、カフェを開くまでの奮戦記を読んでちょっと目頭が熱くなった...。
http://www.shigotosoken.com/citacita/ac/magazine/no25.html

つまり、私の中で何かやり残していないか、という裡なる声が響くのだ。
冒頭に記したように、聴き続けてきた音源をもう一度聴きなおしたい、から始まっている。
(5,000枚として、1日7枚聴き続けても2年はかかる計算だ。現実的に1日7枚も 聴くのは無理)
私にとっては、その時代、時代で、「生きる力」の「糧」となっていたものだ。
じゃあそれを、一人で悦に聴いていればいいのか。 この私、私の周囲だけがささやかに満たされれば良い のか。(そんなことはあるまい)。真の喜びや感動と言うなら“他者との関係でしか”ありえないと思うのだ。そう「未知のものとの…関係」。

特に私が聴き続けてきたImprovisation(即興)に注力したクリエイティヴ・ミュージックは、挑戦的が故に多くの聴衆を獲得してはいない。それは、自分の持っている美意識すらズタズタにされかねない果敢なものだからだ。しかし、聴衆が少ないからといって、それらを20世紀の徒花として埋没させるわけにはいかない。誰かが伝え続けねばいけないのだ。その責務を私が担えるとは思えないが、ほんとうに小さくてもいいアーカイヴスとしての「場」の必要を感じざるをえない。 


熱い、熱いぜ。読んで泣け!そして、これからはインカスやFMPのアルバムを聴いたら、泣け!泣くんだ!

名付けようがないので、「即興に注力した自由音楽」と言っていますが、クリエイティヴ・ミュージックの「半世紀の厚み」を伝承する「アーカイヴス」と「交流」の場です。  ただし回顧の場ではありません。 まさに「来るべき音楽」の場を想定しているのです。

コンセプト ワードは 
<Other Voices, Other Silence>
他の声、 他の静謐
遠い声、 遠い黙聴


続いていくんだなぁ...。希望というのは、こういうことだよ。俺もウカウカしてられない。頑張らねば。


吉祥寺に行く楽しみがまたひとつ増えた。え、「また」というのは、猫喫茶のことではないですよ。