★音マニあ★ MANI NEUMEIER SESSION!
- MANI NEUMEIER(ds,per)
- 松原東洋(舞踏)
- 高岡大祐(tuba)
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凄い入りだ。会場から溢れ返っているではないか。
入り口の外、寒い中に立っている人まで。凄い。この集客はやはり高岡氏の努力の賜物&人徳だろう。
(以下 敬称略)
- マニ:バスドラ、タム2、フロアタム1、スネア。ドラムのチューニングはどれも高めで、「ティーーン」と倍音とサスティンが伸びるような設定。他にパーカッション数種(民族楽器のリン、でんでん太鼓みたいな太鼓、サンゴ!でできたスティック)
- 高岡:チューバ、コンタクトマイク、プリアンプ、BOSSディレイ、フィルター(メーカー不明)
- 松原:白塗り、所々にグリーンで斑がペイントしてある。コートやジャケット着用も
前半
- マニ+高岡、顔見合わせ、お互いの楽器を叩き合ったりしてスタート。間の多い叩き、擦り
- しばらくして白塗り+コート姿の松原登場、太極拳のような大きくゆったりした動きで踊り始める
- 高岡、息音をディレイかけてスペーシーな音→フィードバック+ディレイ
- マニ、高岡に会わせてかどうか、レゲエのダブのドラム音のように短いリリースのタシ、タシという音
- 4ビート→8ビート、高岡はチューバでランニングベースっぽいリズミックなラインを
- マニ、ハイハットの刻みに、高岡、チューバを擦るプレイに
- 松原、コート脱ぐ、いわゆる暗黒舞踏系舞踏に
- シンバルの連打の中、高岡はチューバのドローン音をディレイでループ、その上でターンテーブルのスクラッチ風プレイ
- ループ音とともにカオティックになる演奏の中、延々と回転し続ける松原
- 高岡とマニ、楽器を離れて指笛でインタープレイ、チューバと指笛で鳴き交わす蛙のようなやりとり
前半終演、休憩へ
休憩中も立錐の余地無し、その間をカンパ箱が回る(俺、少し張り込んだけど、お役に立てたかな...)。
ユーモラスな演奏に会場もなごみ、まったりとしていい雰囲気。
それにしても、即興系の観客もジャーマンロックファンも渋さファンも余り見当たらないというのはどういうことなのか。もちょっと来てもよかったのでは、と。
凄くお客さん入ってたから結果オーライでいいんだけど...。
後半
- マニと、ご一緒の女性(もしや奥様?ごめんなさい詳しくなくて)歌いつつ登場
- サンゴのパーカッションを叩き始める。これがイイ音!乾いた骨のようでもあり、薄いボーンチャイナの磁器のようでもあり。自然にアフリカ風ポリリズムに。
- 「後半は遊びたい」と言っていたというマニ氏、でんでん太鼓を叩いてさらにアフリカっぽく。
- サンゴや太鼓を叩きつつ徐々にドラムセットに移行。
- 松原、バーカウンター上に立ち上がって登場。何か奇声を発している
- 高岡は徐々に、今回は珍しく(?〉普通っぽくチューバを“吹奏”して参加
- 松原は操り人形のような動きで徐々に会場をあちこちと移動
- 高岡はマイクのフィードバックを開始、会場を覆うような音響に
- その中、マニはリンの金属音を響かせてアクセントを
- マニ、袋から大量の錫か銀の食器(インドで買ったのだそうな)を床にぶちまけ、スティックで叩きまくる
- クライマックス、8ビートの強烈な叩きまくりと、チューバでマニを煽りまくる高岡、松原は歌舞伎の見栄のようなポーズを取りながら乱舞
後半終演、23時過ぎ!
いやぁ、これは楽しいよ、楽しかったでしょうお客さん達。即興ライブに余り経験のない女の子達もニコニコしてたもんな。
「なんか良くわかんなかったけど、あのオジイサンすっごく楽しそうだったし」と思わせれば、勝ちだろう(何に...?)
ほんとうにお疲れ様でした>主催の皆様。楽しかったッす。